今年は、みすず学苑の難関大学進学率が、97.10%でした。これで、23年間連続の、90%以上合格を達成できました。
みすず学苑は、42年間の大学受験指導の実績があり、その内容を新聞広告でも宣伝しています。だから、10数年前にできたM塾や、後発でできたW塾やY学院、J予備校やO予備校などは、それをことごとくまねて、独自にアレンジしてるのです。
こんな少人数制予備校が増える事は、基本的にはいい事です。そういうマーケットが暖まり、確立するからです。それが、大手予備校にそぐわない生徒の、受け皿になるので、社会的には有意義だと言えます。
みすず学苑は、貪欲な予備校ではないので、都内の10校以上は増やしません。また、みすず学苑をマネて発展してる予備校を、羨むこともありません。かえって、関西や名古屋、北海道まで進出し、固定費が嵩(かさ)み、管理や指導が粗雑になり、顧客の信用を失って倒産しないよう、心配してるぐらいです。そうなれば、少数制予備校そのものの信頼が薄れ、マーケットが冷え、銀行も貸し渋るからです。
みすず学苑は堅実に、誠実に、愉快に経営してるので、校風やフィーリングに合う生徒だけ来れば良いのです。沢山来る必要はありません。それでも、毎年生徒数は少しずつ増えています。また他の予備校のように、労働争議もなく、一人一人の講師を大切にしています。だからこそ、講師の帰属意識も高く、生徒を合格させようという意識も強いのです。
全ては、京都の老舗(しにせ)の発想でやってることです。味と満足を保証し、気に入って下さる方が続く事を大切にします。味と満足とは、23年連続90%以上の合格率であり、はじけるような、生徒の明るさや楽しさです。この合格率の満足と、明るく楽しい校風の味は、どこの予備校にもないものです。この伝統と味を守るため、新聞やパンフや講師にも、合格率の本当の秘密は明かしてません。本当は、40%以上が企業秘密なのです。何百年と続く、京都の老舗(しにせ)はみんなそうです。