T予備校、J予備校、M塾など、最近、「合格保証制度」や「不合格だったら授業料を返還します」と、謳い文句にしてる予備校が増えてきました。
見たところ、良心的な運営をしてるようですが、よく考えればおかしな制度です。
なぜなら、第1に合格保証しなければ、不安で、その予備校に行けないのかということです。
新聞で、堂々と100%近い合格率を誇るみすず学苑では、考えられないことです。合格保証を謳い文句にしなくても、事実として、ほぼ合格が保証されてるからです。人間のする事ですから、100%はあり得ません。だからこそ、本人も予備校も努力するのです。それが、健全なる人の道でしょう。
第2に、もし合格しない場合は、授業料を返還すると大見得きって書いてますが、返還には条件があるのです。
条件は4項目も5項目もあり、出席率8割以上とか、提出物を全て提出するなど、これらをクリアした人だけが、合格保証され、返還を申し出ることができるのです。その条件を見たら、どこの予備校でも、それくらいやってる人は絶対に合格する条件です。
冷静に考えれば、そんな生臭い合格保証制度を謳うところは、そうしなければ、安心して生徒や父兄がこないところでしょう。考えたら、人間の品性として卑しい制度です。みすず学苑は、人間の品性としてメチャ楽しいですが、卑しいものはありません。
第3に、教養と良識と品性のある父兄なら、返還された授業料など、受け取りません。随分以前に、こんなことがありました。生徒が、第一志望に合格しなかったので、申し訳ないから、授業料を返還したいと申し出ました。すると、こう言われたのです。
「1年間安い授業料で、こんなにやっていただいて、2倍、3倍授業料を払っても足りないくらいです。受験には、運不運がつきものです。そんなことで、授業料を返していただくなんて、めっそうもない」。
申し出た全ての父兄に、こう言われたのです。だから、返還制度を取らないことにしたのです。その代わり、返還する余地もないくらい、100%の合格率をめざそうとしたのです。これが、本当の予備校の良心だと確信したのです。
また、よく考えれば、合格保証制度で授業料を返還してもらう父兄は、よほどドライで、スタッフや講師に感謝や恩義を感じてないのでしょう。そういう人でなければ、返還してほしいとは言いません。
ご父兄を、そんなドライな気持ちにさせた原因は、講師やスタッフが、真心や愛情がなかったからです。誠実に対応する人に対して、当然のごとく返還を要求するのは、教養と良識と品性に欠ける、悪質なクレーマーだけです。
みすず学苑には、そんな講師やスタッフはいません。いたら、シゴいて教育します。また、来られるご父兄も、教養や良識、品性のある方ばかりです。いれば、おやめ頂きます。ですから、こんな制度は必要ないのです。
未だに、こんな制度をHPや広告で謳ってる予備校は、本当の意味で信頼できません。また、そんな塾や予備校が、いいと思うご父兄や生徒には、みすず学苑に来て頂きたくありません。
教育事業は、青少年の一生を変える事業です。物品販売ではないのです。
だから、品物やサービスが気に入らないと、返品に応じますという姿勢は、ビジネスマインドで、塾や予備校をやってる証拠です。お金を返金されても、失敗した一年の時や、人生の方向は変わりません。それを、返金で解決するマインドには、そぞろ寒い社会の風を感じます。それを要求したり、それがいいと思う父兄や生徒には、教養や良識、品性を感じません。みすず学苑には、そんなご父兄や生徒はいないのです。
ただし、科目登録の変更などの返金は、速やかに応じます。